ハウルの動く城

ハウルの動く城 サウンドトラック今日は今年初めて、本格的に雪が降り積もりました。
本当に寒かったです。
そんな中、家族で上越市の映画館に出かけて、ようやく『ハウルの動く城』を観て来ました。

地元の映画館はスクリーンが小さいから、やっぱ少しでも大きなスクリーンで楽しまないとね。

さて、映画の感想は人それぞれです。
ハウルの動く城』についても、賛否両論の感想が飛び交っています。

うちの場合も………、
息子たちは「面白かった」と、シンプルに喜んでいます。
女房は「もう一度観たい」と、かなり入れ込んでおります。
でもぼくは、「ちょっと淡泊だったかなぁ〜……」というのが、見終わった時の正直な感想でした。
確かにストーリーは面白かったんですが、なんとなく感情移入がうまくできなかったんですよ。
宮崎駿監督が今までに作った作品の寄せ集め………のような気がしちゃってね、なんかイマイチ乗り切れなかった。
ストーリーやその展開、そしてシチュエーションはまったく新しいんですが、感動を与えるべくツボが、今までの作品と比べて、ちょっと弱かったんじゃないかなぁ〜。

でも、別な言い方をすれば、『ハウルの動く城』は宮崎監督の集大成というコトになりますね。

それにしても、ラスト近くのシーンに登場するソフイー、ナウシカにそっくりで、なんかある意味感動しちゃいました。

この映画、本質的には
「女性が持っている、すべてを包み込むような心の強さ」と
「虚勢を張って(戦場で)生きている男性の、真の心の脆さ」
を表現していると思います。
だからきっと、ぼくはイマイチ乗り切れなかったかも知れないですね。ハウルの性格って、まるでぼくとそっくりだったから………。
でも、もう一度観たら、もしかしたら別の感動が見つかる可能性もあります。

やっぱもう一度観ようかなぁ〜。
DVDで十分だけど。