ATGのDVD

先日、蔦屋書店に出かけたら、懐かしいATG(日本アート・シアター・ギルド)の名作映画がDVDとして復刻され、レンタルされていました。

20数年前、東京で学生生活を送っていた頃、池袋の地下シアターで、ATGの作品を集めたオールナイトを見に行ったコトを思い出しましたよ。
確か、
『サード』(東陽一・監督、永島敏行・主演)、
青春の殺人者』(長谷川和彦・監督、水谷豊・主演)、
『星空のマリオネット』(橋浦方人・監督、三浦洋一・主演)、
『祭の準備』(黒木和雄・監督、江藤潤・主演)
の4本立てでした。

青春の悲哀を表現した作品たちを集めた特集だったように記憶しています。
夜の10時から翌朝の5時くらいまで、ぶっ続けで上映されて、眠いのをこらえて見たモノです。

中でも衝撃的だったのが、『星空のマリオネット』。
ケンちゃんシリーズの「いいオヤジ」として出演していた牟田悌三が、自分の息子(三浦洋一)とその恋人(亜湖)のセックスシーンを覗き見しながら、自慰をするという、なんともやりきれない場面でした。

ATGの作品たち、当時はよく見たモノですが、断片的に覚えてはいるモノの、ストーリーのほとんどは忘れてしまいましたね。
今、こうしてDVDとして復刻したコトに感謝しながら、もう一度「青春時代」をレンタルしたいと思っています。