小倉優子

毎週日曜日の夜に放送されている『情熱大陸』。
ドキュメントされている人に興味があると、なるべく見るようにしています。
今までで面白かったのは華道家の假屋崎省吾氏、イエローキャブの野田社長、そしてマンガ家の西原理恵子氏。
ぼくの『情熱大陸』ベスト3です。
普段の表情からは決して見るコトのできない、仕事に対する情熱とやさしさ、そして垣間見る素顔がとてもステキで、なんとなくその人たちを身近に感じるコトができます。

そして昨晩の主役は、アイドルという職業に就いている小倉優子さん。
こりん星からやって来たゆうこりんです。

ゆうこりん（おっと、40過ぎのオヤジがこんな風に呼んでしまうと、なんかファンの方々から怒られそうですね。でも、あえて呼ばせてください）について、それほど興味があるというワケではないのですが、バラエティ番組でよく顔を見かけていて、その危なっかしい言動の数々が、とても印象に残っていました。

で、ゆうこりんの素顔っていうか、アイドルとしてのビジョンっぽいモノがあるのかどうか、漠然と興味が湧いてきて、ついつい番組を見てしまいました。

ところがね、最初から最後までずーっと同じペースだったんですよ。
バラエティ番組で見るのと、ドキュメントされている表情がまったく同じ。
つまり、全然飾っていないというか、ありのままの自分をそのまま表現しているんですねぇ〜。
マネージャーに怒られてシュンとしているコトもなく、仕事がかなりツライというシチュエーションもなく、とにかくありのままなんですよ。

これには呆気にとられたのと同時に、とてつもない魅力を感じました。
自分を偽ってまでも芸能界の水に慣れようとがんばっているのが「アイドル」だ……という偏見が、大きく変わりましたね。
ゆうこりんのコトが好きだ、癒される……、そんな風に思っているファンの気持ちが、少しだけわかったような気がします。
なぜなら、自然に自分を表現している、そんな飾らない女の子を嫌いになる男はいませんからね。

ただ、もう少しハッキリとした口調でしゃべて欲しいなぁ〜。
アタマはかなり明晰そうだから………。
あ、でも、あの口調が男性の父性本能を刺激しているのかもね。
ぼくがもう少し……じゃなくて、かなり若かったら、もしかしたらゆうこりんの写真集やDVDを買っていたかも知れないな、って、ふとそんな気持ちになってしまいました。