エイベックス

10月1日から『エイベックス・グループ・ホールディングス』という長ったらしい社名になったエイベックス。
「顧客のニーズと満足のために」という経営理念の基、せっせとCCCDを送り出しています。

CCCD自体には、送り手と受け手にそれぞれメリットとデメリットが共存していますので、一概に善し悪しは判断できませんが、松浦社長の前歴を知ると、やはりエイベックスはCCCDを推進すべきではないと思っています。
はてな』に登録する前の日記にも書いたのですが、松浦社長は貸しレコードのチェーン店を経営して貯めた財力で、エイベックスを立ち上げた聞いています。
貸しレコード店といえば言うまでもなく、他人の著作物をレンタルさせて、カセットテープなどに自由に音楽をコピーさせた張本人です。
そんな張本人が送り手に回ったら、今度は著作権擁護のためにCCCD
そこらへんが納得いかない。

納得いかないコトといえば、エイベックスのアーティスト一覧。
音楽を自由に楽しめる時代を築いた、遠藤賢司忌野清志郎高田渡友部正人、西岡たかし、中川五郎、なぎらけんいち、斉藤哲夫はっぴいえんど早川義夫三上寛など、そうそうたる名前が並んでいます。
所属というワケではなく、単純に名曲・名盤のアンソロジーなのですが、なんでエイベックスが発売するのか、その辺が理解できない。

ニッポンの名曲・総CCCD化を推進するために動き出しているのでしょうか。
近い将来、美空ひばりなんかも出てきそうな勢いです。

松浦社長の前歴さえ知らなければ、CCCDに対しても「アーティストの利権を守る最後の砦」として、少なからず理解はしてきましたが、貸しレコード店経営というなんとも恥ずかしい過去を知った時、そのカリスマ性はなくなりましたね。