自然を知らない子どもたち

『太陽の沈む方向、小学生の3割が知らず』
そんな記事がきょうの朝刊に載っていました。読まれた方も多いかと思います。

国立天文台助教授らが、北海道、長野、東京、福井、大阪、広島にある計9校の小学4〜6年生を対象に行った調査の結果が、これです。
思わず「西から昇ったお日様が、東に沈む〜」っていう、天才バカボンの主題歌を口ずさんでしまいましたよ。

その他にも、『月の満ち欠けの理由は5割が不正解』という結果が出ているというコトで、知っているべき常識のカテゴリーが、違った方向に進んでいるような気がして、なんか笑っちゃいますねぇ〜。
月の満ち欠けの理由として、「いろいろな形の月がある」という答えには、笑うというよりも、おいおい大丈夫か……、ってな感じです。

ま、今の小学生には、太陽がどの方向から昇ろうが、人生には関係ないんでしょうけど、それにしてもちょっとねぇ〜。
いずれおとなになれば自然とわかるコトかと思いますが、理解できないままおとなになってしまう子どもたちも結構多いかも知れませんよ。
今の子どもたちは、英単語や数式など、いい学校に入るために「覚えるコトが多すぎ」ですから。

天文学以外にも、なぜ緑の木々が大切なのか、虫たちが人間の生活にどんな功罪を与えているのか、そんな最低限の知識を持てなかったら、ニッポンの未来は自然を無視した「頭でっかち」になってしまうんでしょうね。

ゆとり教育によって削られてしまった「自然の常識」、もう一度考えて直してみる必要があるみたいです。