『子どもが見えない』

今夜放送されたNHKスペシャルの『子どもが見えない』。
中学生と小学生の子どもを持つ親として、興味深く見ました。
なぜ最近の子どもたちがキレやすくなったのか、インターネットや学校での友人関係など、子どもを取り巻くあらゆる環境の是非が問われる内容でしたが、結局は親子同士、普段の生活の中から生まれる最低限の人間関係が、すべての始まりなんでしょうね。

子どもの視線に立って、同じ風に悩んだり笑ったりできる親子関係こそが、いちばん大切なんだなぁ〜って、実感しました。

テレビゲームの過渡期に育った我々が親になった今、子どもたちにゲームをするなとは言えない。
勉強がイヤでイヤで仕方がなかった経験があるのに、子どもたちにもっと勉強しろと強要もできない。
つまりは、自分の経験をモトに、時間をうまく使うための必要性を教えるのが精一杯です。
そして子どもたちが自分から進んで、ゲームの時間をセーブしたり、勉強をするようになれば理想的なんですけどねぇ…………。

いずれにせよ、どんなささいなコトでもいいから、子どもの目を見て話し合える時間を持たないと。
そして、他人の痛みを知るコトの重要性をもっと教えないといけません。

余談ですが、ぼくが小学2年生の時、図工に必要だったので、初めてカッターナイフを買ってもらったんですよ。
で、本当にこのナイフが切れるのか試してみたくて、自分の親指に刃をあてたんです。
ちょっと触っただけなのに、見事に切れて、痛かったなぁ〜。当然血も出ましたしね。
自分で自分を傷つけて痛みを知る。
なんか最高の経験をしたような気がします。
そんな経験を、今の子どもたちにもして欲しいですね。
自分で自分を傷つければ、それは自分の責任ですから誰のせいでもない。
そしておのずと、自分が痛かったコトを他人するのはよくない…って、思うコトができるんですから………。

『子どもが見えない』、明晩も要チェックです。