ようやく設置された仮設トイレ

miyajimac2007-07-20

新潟県中越沖地震の発生から五日目、ようやくぼくが住んでいる町内にも仮設トイレが設置されました。
水道の供給が止められていますので、トイレで用を足すたびに井戸まで水を汲みに行っていたんです。
給水でいただいた水は、なんだかトイレに使うのがもったいなくて………。
でも、これで水洗トイレを使う機会も大幅に減りますので、下水道への負担も少なくなることでしょう。


さて、自宅の庭には消毒液の入ったポリタンクがふたつ置いてありました。
ぼくの父が町内会長ということもあり、仮設トイレの管理もしなくてはいけないようです。
「イヤな時に会長を引き受けたよ」
と言いながらも、なんとなく張り切っておりました。


そんな父と同年代のオヤジが、自宅の庭で崩壊したブロックを50コくらい、わざわざ道路に運び出していました。
なぜこの時期に運び出さなくてはいけないのか、その家の前を通るたびに近所の人たちとヒソヒソ話しました。
壊れたブロックを重ねて置いていますので、小さな子どもがふざけて登ったら、ひじょうに危険です。
仮に大きな揺れがあったら、簡単に崩れてしまうでしょう。
町内を代表して、父がその家のオヤジに注意したら、逆ギレされてしまったと困っておりました。


こういう災害時には、人の本性があからさまになります。
他人のために自分の時間を惜しみなく使う人、自分のことしか考えないでなりふり構わない人………、ホント、いろいろです。