この夏、スタートしたドラマ

毎週欠かさず見るドラマが一本でもあると、なんとなく一週間にメリハリが出てきます。
ぼくだけかも知れませんけどね。


で、この7月からスタートした連続ドラマの中で、毎週見たいなぁ〜と思った作品は、今のところ三本あります。
TBSの「パパとムスメの7日間」「山田太郎ものがたり」、そしてフジテレビ「ファースト・キス」。
いい年をしたオヤジが見るには、ちょっと恥ずかしいのですが、いずれのドラマにもしっかり「硬派」な部分が描かれていますので、オヤジ的にも納得できるおもしろさがありました。


パパとムスメの7日間
中年オヤジの舘ひろしが、そのまま愚痴をこぼしながら女子高生に説教をしたら、それはもうくどいだけです。
でも、新垣結衣の口から出るオヤジくさい説教は、本当にイヤミなく聞こえて、逆にストレートに伝わってきます。
娘の本音も同様です。
母親と娘が入れ替わる「あたしンち」劇場版と同じような設定ですが、その設定がお互いに「言えないこと」をうまくシンクロさせながらわかりあえる、ちょっとあり得ないけど、なかなか人間くさいドラマです。


山田太郎ものがたり
本人はふつうに生活しているだけなのに、周りが勝手に勘違いをして大騒ぎをしている。
ビンボーも恥ずかしがらず、何も隠すことなくまっすぐに生きている、そんな山田太郎の生き方にすごくあこがれますね。
二宮和也の力まない自然な演技力にも改めて感心しましたが、やはり多部未華子はうまいなぁ〜。
ふたりの心地よいやりとり、これからの展開が楽しみです。


ファースト・キス
ただなんとなく見たドラマです。
情けない生き方に甘んじている兄が、死と隣り合わせの妹と関わりながらどんな風に変わっていくのか、その編に期待しております。
二回目以降の展開次第では、もう見ないかも知れません。


いずれも若者向けのドラマです。
でも、核にあるテーマが、単なるコメディーや押しつけの人情モノ、登場人物がやたら多いラブロマンスと違うので、おとなも十分楽しめるかと思いますよ。
ぼくだけかも知れませんけどね。