チューリップ

昨夜放送された「SONGS」。
チューリップのメンバーを久しぶりに見ました。
テロップで流れる歌詞を見ながら、思わず大声で口ずさんでしまいましたよ。


そういえば今から20年近く前、結婚して間もない頃、JRの懸賞でもらったチケットで、女房とチューリップのコンサートを見に行ったんです。
お昼と夕方の入れ替え制で、ぼくたちのチケットは二回目の公演でした。
ちょうど一回目の公演が始まった頃、会場に整理券を引換えに行ったんですよ。
すると係りの人が、
「お時間があるんでしたら、見ていきませんか?
始まったばかりですから。
お客さんの入りが悪いんですよ」
って声をかけてくれたんです。
でも、お昼を食べていませんでしたから、せっかくですがお断りしたんです。
そして二回目の公演…………、席について周りを見渡したぼくは、本当にビックリしました。
会場内は閑散としていて、お客さんは4分の1くらいしか入っていませんでした。
当時のチューリップは第三期で、財津和夫以外すべて若い新メンバーだったんですけど、それにしても淋しいコンサートでした。
ぼくとしては財津さんが歌う「心の旅」を生で聴けたことがうれしかったのですが、それにしても本当にせつなかったです。


そのチューリップが、(宮城伸一郎を除いた)初期のメンバーで、こうして解散を前提にしてるとは言え、NHKで二週に渡り特集を組んでもらえるんですから、感慨もひとしおです。
番組の中で財津さんが言っていた「人生のほとんどがチューリップだった」という言葉、低迷期を知っているからこそ、身に染みます。