目標がひきこもりを変える?

TBSで放送された「我が家の積木くずし!!」を、最初の方だけ見ました。


再現レポートとして登場したお笑い芸人のおふたり。
不良少年として7回も警察に補導された品川庄司品川祐、そして中学生時代からひきこもりを経験していた千原兄弟千原ジュニア
アンダーグラウンドで生きてきた彼らが、どうやって今の世界で伸び伸びと自分を表現しているのか、とても興味がありました。
結果は簡単、つまりは「自分を活かす目標」を持つ、ただそれだけのことでした。
反抗期とか、いじめとか、理不尽な不可抗力によって自分の生き方を見失った時、正しい目標(あるいは夢)を持っているかいないかで、進むべく道が大きく変わるんだなぁ〜、って、改めて実感しました。


前出したおふたりは、「お笑い」という目標を自分自身で見出した瞬間、今までの生き方を修正できたワケですね。
ぼくも常に目標を意識しながら生きてきました。
別に独立して会社を立ち上げるとか、そんな人生を左右させるような目標じゃなくてもいいんです。
あまり乗り気がしなかった長期の仕事をしっかりクリアできたら、会社の帰りに欲しかった音楽CDを買うぞ、とか、そんな小さな目標を自分で立て、そして達成しながら、自分自身も成長できると思っています。


番組の中で、日本には100万人のひきこもりがいると報告されていました。
これはぼくの勝手な推測ですが、親や教師などから「とにかく塾へ行って勉強しろ。そして少しでも上の大学に入れ」、そんな風に子どもの気持ちが不在のまま、目標を強いられているのも原因のひとつかも知れません。
結局その(他人から押しつけられた)目標に疑問を感じた時、子どものやる気は一気にダウンしてしまうのではないでしょうか。そしてそのままひきこもってしまう。
過熱する小学校のお受験報道を見るたびに、これからますますひきこもりとか、素直じゃない子どもたちが増えていくような気がして、ちょっぴり怖いです。