リンダリンダリンダ、観てきました

以前から観たいと思っていた映画『リンダリンダリンダ』(http://www.LINDA3.com/)を、今日、新潟市ワーナーマイカルで観てきました。
この夏休み、友だちとバンドを組んだ長男(高校1年生)とふたりで出かけて来たんです。
普通の映画だったら、オヤジとふたりで観に行くなんてコト、なかったと思います。
でも、モチーフになっている曲がブルーハーツですから、本人も以前から興味があったみたいなんですよ。
それに、上映している映画館が、自転車でカンタンに出かけられる距離じゃありませんからね。
本当だったらバンド仲間と観たかったけど、仕方なくオヤジに付き合ってあげた、ってとこでしょうか。

それにしてもこの映画、今の高校生の言動をしっかり表現していましたねぇ〜。
それも、渋谷かなんかに出没している、本当にアタマの悪そうな、ファッションとセックスにしか興味がないような高校生ではなく、自分の気持ちに正直に、やりたい目標をしっかり持った本来の高校生の姿が、リアルに表現されていました。
観ていて肩がこらなかっただけではなく、まるで彼女たちの友だちになったかのような(いい年をしてすみません。親ではなく、友だちです)、そんな錯覚まで覚えてしまいましたよ。

昨年上映された『スイングガールズ』ほどの派手さはなかったですけど、その分、主演の4人の個性がそれぞれよく出ていて、絡みがおもしろかったですね。
特に韓国留学生役のぺ・ドゥナ、さすがの演技でした。

音楽に心を動かされたコトがない人にとっては、この映画はきっとつまらない作品として目に映るかも知れません。
でも、音楽が、少しでも自分の生き方に影響を与えてくれたと思っている人にとっては、エンディングの「終わらない歌」を聴いたとき、この映画のストーリーとシンクロして、なんらかの感動を覚えるコトでしょう。