フォーガットン

上越市のJ-MAXシアターで、スリラーというかサスペンスというか、とにかく心理的に緊張感のある映画・『フォーガットン』(forgotten=忘れ去られている)を観てきました。

公式サイト(http://www.forgotten.jp/)で公開されている予告編と、映画のキャッチ・フレーズになっている
「『シックス・センス』以来、最も衝撃的なスリラー!」
という言葉に惹かれて、女房と一緒に観に行ったんですよ。

愛していた息子を失い、その記憶までも拒否されていく母親(ジュリアン・ムーア)が、真実を見極めようと謎を解いていくサスペンス仕立てのストーリー。
途中までは心理的インパクトが強くて、今後の展開を読めなかったのですが、途中で「犯人」と「目的」がわかってくると、これならエンディングとして、どんな「こじつけ」もできるなぁ〜って、ちょっと興醒めちゃいました。
でも、アッと驚く特撮シーンの数々は、本当に心臓が止まりそうでしたよ。

ストーリーはそれなりスリリングで、子どもに対する母親の「愛」と「絆」の強さを表現していましたので、そんなに悪いモノではないんですが、予告編の作り方がひじょうに巧かったので、その分落差が大きかったんです。
最初から「犯人」像をほのめかしていたら、別な思い入れで楽しめたに違いありません。

見終わった後、女房がこんなコトを言ってぼやいていました。
「宣伝文句に『シックス・センス』は使って欲しくなかったよ。全然違うじゃない」

この映画の中で一番うれしかったのは、主演のジュリアン・ムーアが使っていたのがアップルコンピュータのPower Bookだったというコトですね。
そう言えばリチャード・ギアも、『Shall we Dance?』の中でPower Bookを使っていました。
やっぱ映画の小道具として使われているアップル・ロゴには、なんとも言えない存在感があります。
キャラクタの生活様式が、なんとなくセンスよく見えてくるんですよね。
………あ、Macユーザの偏見です。すみません。