大きな余震、再び

今朝の10時40分頃、久しぶりに大きな余震が被災地を襲いました。
ぼくは仕事が休みだったので、自宅で余震に遭遇しました。
地震発生時の群発的な揺れ以来、今までさほど大きな揺れもなかったので、このまま小康状態かなぁ〜、って思っていた矢先………。大きな横揺れに思わず時間が止まったように感じましたよ。

そしてすぐにテレビのスイッチを入れて、NHKにチャンネルを合わせました。
生放送の番組が急きょ報道に切り替わり、被災地の状況が画面に映し出されました。

しばらく固唾を呑んで見ていると、震源地のひとつである小千谷市で、写真館が崩壊したという情報が流れました。
小千谷市にはよく知っている写真館がありますので、もしかしたらそこかも知れない。
案の定、レポーターはその写真館の名前を読み上げました。

…………ほんの一瞬、その写真館の息子さんの顔が目に浮かびましたよ。
何度かお会いしたことがあるんですが、誠実で、本当に穏やかな感じの好青年。
そして崩壊した建物の中には、人がひとり、逃げ遅れているらしい……という情報が、ぼくの不安に追い打ちをかけます。

今回の新潟県中越地震では、多くの人が亡くなり、住む家を失った人もたくさんいます。
知り合いの何人かが被災していますが、その多くは家の中がメチャクチャになったり、ライフラインのストップによる被害です。
家屋の崩壊という大きな被害を受けた知り合いはいなかったのに………。

結局、崩壊したのはその写真館の隣のアパートで、中にいた女性も無事助け出されたという続報で、ひとまずは安心しました。

知り合いが大きな被害に遭ったかも知れない、そんな現実に直面して、震源地からさほど離れていないのにこうしてなんとか生活できているぼくたち家族は、やはり「運がいいとしか言いようがないんだなぁ」、………そんな気持ちを改めて感じています。

親子三人が生き埋めになった事故で、不運にも亡くなってしまったお母さんのご冥福を、心よりお祈りいたします。