長編アニメ「ハードル」

ハードル―真実と勇気の間で (ときめき文学館)

『未来を担う子どもたちへ、そして子どもを支える大人たちへのメッセージ。
自分を信じ、心のハードルを飛びこえる勇気を!』

そんなキャッチフレーズが目を惹く長編アニメーション「ハードル」。
原作は青木和男氏と吉富多美氏の小説「ハードル--真実と勇気の間で」(金の星社・刊)。
自主上映なので、一般の映画館では上映されず、地方都市の有志が主催、教育委員会やボランティア団体などが後援につく作品です。

ストーリーや制作意図、スタッフなどは、
http://www.cinema-tohoku.co.jp/
でご覧いただけますが、子どもを持つ親としては、なかなか興味をそそられます。

この作品、来月にはぼくの街でも公開されるんですよ。
土日に7回も上映するんですが、仕事の関係で見られそうもありません。
う〜ん、残念。

「いじめ」などをテーマにした作品って、実写よりもアニメーションの方がその意図をうまく伝えられるような気がします。
実写の場合、主役が中学生だったら小学生の子どもたちにとっては先の話になっちゃうし、逆に小学生が主役だったら中学生はバカにして見ないだろうしね。
リアルな分だけ対象年齢が限られちゃいます。

でも、アニメーションのキャラクタは、いくら年齢が設定されていても、世代を超えて感情移入しやすいんじゃないでしょうか。
主役のキャラクタがいじめられると、自分のコトのように涙したりね。
実写だとリアル過ぎるいじめのシーンも、アニメーションだったらある意味安心して見られます。
キャラクタのセリフも、いくら大げさに正義を主張しても、実写よりは気になりませんから。

いつかDVDになって見られる日のコトを、辛抱強く待っています。