失踪日記

miyajimac2007-05-08

別の本を探しに出かけた書店で、以前から気になっていた『失踪日記』に偶然目が止まり、つい買ってしまいました。
日常生活から失踪してしまった漫画家の吾妻ひでお氏が、自らの体験を赤裸々に綴った名作です。
他人の不幸を覗き見るような、そんないやらしい感覚になるのかなぁ〜って思っていたのですが、実際に読んでみると、人間のたくましさ(強さ)と弱さの両面が素直にシンクロしていて、生きていくことの虚勢がなくなって行きました。



思っているよりも、人間って弱い。でもそれ以上に強いんだな〜って、変な納得をしてしまいました。
千の風になって』を聴きながらこの本を読めば、生きていくことの悩みも、少しは浄化されるかも知れませんね。