週刊 昭和タイムス

デアゴスティーニから創刊された「週刊 昭和タイムス」。
昭和元年〜64年まで、全64巻を予定しているということなので、父親や母親が生まれた年の号をプレゼントしたら喜ばれるかも知れないなぁ〜。


ところで、「三丁目の夕日」や「20世紀少年」をはじめとしたメディアミックス、そして、新横浜ラーメン博物館や台場一丁目商店街など、昭和30年代〜40年代の風景をモチーフにしたテーマパークが、変わらない人気を維持しています。
いちばん元気だった頃のニッポンへの懐古なのか、それとも若い人たちに「知らない世代へのもっとも安易なアプローチ」なのか、仕掛けの仕組みはよくわかりませんけど、ぼく自身がリアルタイムに過ごした昭和は、確かに穏やかで暮らしやすかったですね。


この「昭和ブーム」、単なる懐古主義ではなく、「これ以上進化しなくてもいい」という、現代人の本音かも知れません。
進化の代償が地球に与えた影響の強さを考えると、汚くてだらしなくて、無駄なぜいたくはほとんどなかった昭和40年代が、人としていちばんしあわせな時期だったかも知れないなぁ。


これからどんな風に「便利な生活」が組み立てられて行くのかわかりませんけど、ぼくは今のままでも十分ですね。
地デシも必要ないし、パソコンの性能もこれ以上望まない。
極端に言えば、もっと退化してもいいんじゃないか、って思ったりしています。